昭和の時代から世界中で大人気の映画『ゴジラ』シリーズの最新作『ゴジラ−1,0』
2023年11月3日に公開されました!
本記事は、映画『ゴジラ−1,0』の歴代ゴジラの正体と目的、謎について徹底解説していきます!
『ゴジラ−1,0』について
誰も知らない、初代ゴジラの衝撃。
概要
- 公開日:2023年11月3日(金)
- ジャンル:SF / 怪獣 / アクション
- 監督:山崎貴
- 制作:東宝映画 / 「ゴジラ-1.0」製作委員会
あらすじ
戦後の日本、焼け野原から復興を目指す人々が動き始めたその時、かつて誰も見たことがない”脅威”が突如として現れる。
巨大な体躯、鋭い咆哮、圧倒的な破壊力──それは人類の想像を超えた存在、「ゴジラ」
社会が秩序を取り戻そうとするなか、再び戦争の悪夢が蘇るように、容赦なく街を蹂躙するその姿に、人々はただ怯え、逃げ惑うことしかできない。
しかし、絶望の中でも立ち向かう者たちが現れ、日本の命運をかけた戦いが始まる。
果たして、ゴジラを前にして人間の勇気と力は通用するのか。想像を超える破壊と恐怖、そして希望の物語がいま、スクリーンで蘇る。
「誰も知らない、初代ゴジラの衝撃」をあなたの目で確かめてほしい。
歴代ゴジラの正体と歴史的背景/目的
1954年初代『ゴジラ』
核実験によって目覚めた古代生物
- 背景
第二次世界大戦終戦後の日本で、広島・長崎の原爆投下やビキニ環礁の核実験が深刻な社会問題となっていました。
当時の日本人は核の恐怖や放射線被害に強い関心と恐怖心を抱いており、このような社会的な恐怖がゴジラの誕生に大きな影響を与えました。 - 目的
ゴジラは自然の復讐として描かれ、核兵器の影響を受けた被害者としても見られる存在です。
その無差別な破壊活動は、人類に対する警告であり、自然への畏敬の念とともに、核兵器の危険性を強く訴えています。
1984年『ゴジラ』(リターン・オブ・ゴジラ)
1954年に出現したゴジラと同種の怪獣
- 背景
冷戦下の核戦争のリスクが高まる中、核兵器に対する恐怖が再び顕在化していた時代です。
この作品では、ゴジラが冷戦期の核の象徴として再び日本に現れる設定になっています。 - 目的
ゴジラは核の引き金ともなりうる存在として描かれ、日本政府と米ソ間の駆け引きがテーマ。
人類に対して核の持つ破壊力を再認識させ、冷戦時代における核の脅威を再び思い起こさせる存在として登場します。
1989年『ゴジラ対ビオランテ』
ゴジラ細胞(G細胞)が植物と融合し、
新たな怪獣ビオランテを生み出す。
- 背景
1980年代後半はバイオテクノロジーや遺伝子工学が急速に発展していました。
遺伝子操作による倫理的な問題や生命の扱いに対する懸念が社会に広がっていた時代背景があります。 - 目的
ゴジラ細胞「G細胞」を使って人工生命体を創り出した結果、植物と融合した怪獣「ビオランテ」が誕生します。
生命の扱いや科学技術の暴走への警告として描かれ、ゴジラは自然の力と科学の不自然な干渉との対立を象徴しています。
1994年『ゴジラvsスペースゴジラ』
宇宙に飛散したゴジラの細胞が、宇宙放射線によって怪獣化したスペースゴジラを生み出す
- 背景
宇宙開発が進む時代に、放射線や核による地球外での影響への懸念が生まれました。
また、バイオテクノロジーが生物や細胞の改変を可能にしつつあり、細胞の持つ力や危険性が意識されていました。 - 目的
宇宙に飛散したG細胞が宇宙放射線にさらされ、怪獣「スペースゴジラ」が誕生。
ゴジラはこのスペースゴジラと対峙し、自然界のバランスを守る存在と捉えられています。
宇宙の未知の力と人間の関わりへの警鐘が含まれています。
1995年『ゴジラvsデストロイア』
1954年のゴジラを倒したオキシジェン・デストロイヤーの副作用によって生まれた怪獣
- 背景
科学の進化と危険性がテーマであり、オキシジェン・デストロイヤーという架空の強力な兵器の影響で新たな怪獣が生まれます。
これは原爆と並ぶような新たな科学技術の破壊力への警告です。 - 目的
デストロイアは、人間が生み出した科学兵器の負の遺産を象徴しており、ゴジラと対峙します。
この戦いは自然の復讐と科学技術の危険性を強調しており、ゴジラはここでも自然と人間の葛藤を象徴する存在です。
1999年『ゴジラ2000 ミレニアム』
新たに発見されたミレニアンと呼ばれる異星人が、ゴジラの細胞と融合して怪獣化
- 背景
未知の生命体や遺伝子工学、地球外生命の可能性がテーマで、当時は地球外からの脅威や遺伝子操作によるリスクが注目されていました。 - 目的
地球外から来たミレニアンと呼ばれる異星人が、ゴジラの細胞を取り込むことで怪獣化。
ここでのゴジラは、人類を脅かす未知の生物兵器と戦う地球の守護者的存在となり、地球防衛の象徴として描かれます。
2016年『シン・ゴジラ』
放射性廃棄物の影響で突然変異した古代生物
- 背景
東日本大震災や原発事故の影響が色濃く反映されています。
日本の防災体制や、自然災害の脅威が現実の社会問題として浮き彫りになっていた時期で、放射性廃棄物の危険性も再認識されていました。 - 目的
人間が放置した放射性廃棄物が生んだ怪獣としてゴジラが登場し、災害としての恐怖を強調。
ゴジラはここで、人類の無責任さや自然災害とそれに対する備えの重要性を象徴し、災害そのものとして描かれます。
2021年『ゴジラvsコング』
太古より地球に存在する「タイタン」と呼ばれる怪獣種族の一体
- 背景
自然環境の保護や生態系のバランスが重要視される中、ゴジラとキングコングが地球の「タイタン」という頂点捕食者として描かれています。 - 目的
ゴジラは他の怪獣と生態系のバランスを保つ役割を担い、人類が自然界を理解し共存するべきだというメッセージを持っています。
地球規模のバランス維持のために存在する、自然界の守護者的存在です。
2023年『ゴジラ-1.0』
戦後に目覚めた古代の生物で、
核実験の影響を受けた存在
- 背景
第二次世界大戦終結直後の混乱期に設定され、戦争と核兵器の影響が強調されています。
人々が戦後の復興に向かおうとする中で、核実験の影響を受けたゴジラが現れることで、再び核の脅威が前面に出されています。 - 目的
ゴジラは、核の影響を受けた犠牲者として人間の前に立ちはだかり、人類に自然と核への畏怖を再認識させる役割を担います。
ここでも、ゴジラは人類が引き起こした核の悲劇を象徴し、戦争と核の危険性を訴える存在として描かれています。
まとめ
昭和の時代から世界中で大人気の映画『ゴジラ』シリーズの最新作『ゴジラ−1,0』
本記事は、映画『ゴジラ−1,0』の歴代ゴジラの正体と目的、謎について徹底解説しました!