ディズニー映画『不思議の国のアリス』の世界を題材にした実写映画『アリス・イン・ワンダーランド』。
ティム・バートン監督によるファンタジー映画で、2010年3月5日に世界で初公開されました!
本記事は『アリス・イン・ワンダーランド』に登場する敵役”赤の女王”について徹底考察していきます!
映画『アリス・イン・ワンダーランド』について
夢と現実が交わる場所、そこはワンダーランド
概要
- 公開日:2010年3月5日
- ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー
- 監督:ティム・バートン
- 制作:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
あらすじ
19歳のアリスは、自分の気持ちを無視した結婚を迫られ、どうするべきか悩んでいました。
そんな中、彼女は庭で白ウサギを見つけ、その後を追いかけているうちに不思議な穴に落ちてしまいます。
気づくと、そこは夢で訪れたことのある奇妙な世界「ワンダーランド」。けれど、今のワンダーランドは荒れ果て、人々は赤の女王の支配に苦しんでいました。
不思議な住人たちは、アリスこそがこの世界を救う「選ばれし者」だと信じ、彼女に協力を求めます。けれど、アリスは自分がそんな大役を担えるのか自信がありません。こうして、アリスの新たな冒険が幕を開けます。
映画『アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅』について
少しだけ狂気の時間を楽しもう
概要
- 公開日:2016年5月27日(アメリカ)
2016年7月1日(日本) - ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー
- 監督:ティム・バートン
- 制作:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
あらすじ
アリスは父の船旅を終えた後、再びワンダーランドへ戻り、マッドハッターの家族が行方不明であることを知ります。
ハッターを救うため、アリスは時間を司る「タイム」のもとを訪れ、過去を変える鍵となる「クロノスフィア」を使い、危険な時間旅行へと旅立ちます。
しかし、過去を変えようとすることでワンダーランドの未来に危機が迫り、アリスは時間と向き合いながら新たな試練に挑みます。
赤の女王の過去を時系列で解説!
イラセベス(赤の女王)は、妹ミラナ(白の女王)とともに王室で育ちました。
幼少の頃から、大きな頭を持っていたため、家族や周囲から不格好だとからかわれることが多く、劣等感を募らせていきます。
それでも、妹ミラナとは仲が良く見えたものの、心の中ではミラナが愛される一方で、自分だけが疎外されていると感じていました。
ある日、ミラナがこっそり母のタルトを盗んで食べ、こぼれた食べかすをイラセベスのベッドの下に隠しました。
母に問い詰められると、ミラナは自分の罪を認めず、イラセベスに押し付けます。
この出来事で、イラセベスはひどく傷つき、妹に対して強い不信感を抱くようになりました。
このタルト事件が、姉妹の関係を決定的に壊すきっかけになります。
タルトの罪をなすりつけられたことに怒り、イラセベスは泣きながら宮殿を飛び出して走り続けます。
その途中、大きな柱に激しく頭をぶつけてしまいます。
この事故により、彼女の頭はさらに腫れ上がり、もともと大きかった頭が異常に膨張してしまいました。
その後、父王が次期女王を決める際、頭が大きくなり感情のコントロールが効かないイラセベスではなく、穏やかなミラナが王位を継ぐことが決まります。
これにより、イラセベスはますます孤立し、「自分は家族にも愛されない」という思いを強くします。
この瞬間、彼女の心は完全に壊れてしまいました。
傷ついたイラセベスは、王宮を離れ、自らの力で支配者となる道を選びます。
彼女は、ワンダーランドを支配し、赤の女王として恐怖による統治を開始します。
「首をはねよ!」が口癖となり、愛を知らないまま、自分を守るために冷酷な支配者になります。
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』では、アリスが時間をさかのぼり、イラセベスの心の傷がどのように形成されたのかを知ることができます。
過去に戻ったアリスは、彼女の運命を変えようとしますが、歴史の流れを変えることはできません。
イラセベスは最後に妹ミラナから謝罪と和解の言葉を受け入れ、少しずつ心を開いていきます。
まとめ
ティム・バートン監督によって描かれた敵役”赤の女王”。
誰もが恐れる女王には辛い過去がありました。
そんな赤の女王の過去が描かれているのは
『アリスインワンダーランド/時間の旅』です!
圧倒的なビジュアルと心を揺さぶるストーリーはdisney +で見れますよ!