年々感染者が増えている性感染症『梅毒』。2024年現時点9月11日時点で1万人以上が感染している現状です。
梅毒って聞くと不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
梅毒は、早期に治療を始めれば回復が見込める病気ですが、その一方で、仕事や日常生活にどのような影響があるのか悩む方も少なくありません。
特に、仕事を休むべきかどうか、そして会社に報告する必要があるのかといった疑問は多くの人が直面する問題です。
本記事では、梅毒が発覚した際に知っておきたいポイントや、職場での対応について詳しく解説していきます!
- 梅毒は会社に報告する必要があるのか
- 会社や普段の私生活で気をつけること
- 梅毒の症状と早期治療について
梅毒は会社に報告する必要があるの?
梅毒に感染しても、会社を休んだり、報告する必要はありません。
梅毒の性質上、空気感染や飛沫感染は起こらないため、コロナウイルスのように会社で感染したりしないです。
ですので、報告は必要なく、今まで通り通勤できます。
ただ、少なからず私生活上で気をつけるべき点はあります。
梅毒に感染した場合、私生活で気をつける事5選
1. 治療を優先する
医師の指示に従い、適切な抗生物質治療を受けることが最も重要です!
治療を怠ると症状が進行し、重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
2. パートナーとのコミュニケーション
性感染症であるため、現在のパートナーや過去に性的接触があった人に対して感染の可能性を伝える必要があります。これにより、パートナーも検査を受け、必要であれば治療を開始できます。
3. 性的接触を避ける
治療が完了するまで、性的接触は避けるべきです。
治療中も感染力が残っている可能性があるため、パートナーへの感染を防ぐために、性行為は控えましょう。
4. 体調管理
梅毒に感染しているときは、免疫力が低下している可能性があるため、体調管理に注意を払いましょう。
十分な睡眠、バランスの取れた食事、ストレスの軽減を心がけ、体の回復をサポートしましょう。
5. 再感染の防止
一度治療が完了しても、再感染するリスクはあります。
今後の予防のためにも、安全な性行為の実践や定期的な健康診断を受けることが推奨されます。
6. プライバシーの保護
梅毒に感染したことを誰に伝えるかは個人の判断ですが、必要以上に他人に伝えることでプライバシーが侵害されるリスクもあります。職場や友人への報告は慎重に考えましょう。
梅毒の症状
梅毒を短期間で治すために早期発見が重要です!
- 肛門や性器、口唇といった感染部位に「初期硬結」という名の、硬いしこりのようなものが出現。
※痛みやかゆみはなし - その後、硬結部位を中心に潰瘍(ただれ)が発生。
※2~3週間で消えます - 感染部位の近くの鼠径部・頸部などのリンパ節が腫れる。
※痛みはなく、自然に消えます
- 発熱、頭痛、筋肉痛倦怠感のどの痛みといった風邪に近い症状が発生。
- 約半数の人は全身リンパ節に腫れが見られる。
- 目に炎症、骨や関節に強い痛みが起きたり、肝炎を生じ黄疸の症状とともに尿は色が濃くなる。
その他症状一覧
- 筋肉や骨、肝臓や腎臓、その他あらゆる臓器に、ゴムのよう腫瘍や硬いしこりが現れる。
- 目・心臓・脳・神経・血管などが侵され、「大動脈瘤形成」「大動脈破裂」「進行麻痺」「痴呆」などが引き起こされるリスク。
- 脳実質が病変をきたし、中枢神経系の慢性疾患となる。
- 体の痛みや歩行障害、排尿障害、認知障害に障害をきたす進行麻痺といった症状を引き起こす。
以上が梅毒にかかって放置した場合の症状になります。
梅毒の感染経路
梅毒感染は、感染部位と粘膜や皮膚の直接の接触です。
つまり、空気感染や飛沫感染が起こらないため、会社や私生活でマスクを着用する必要はありません。
しかし、免疫力が低下して風邪にかかる可能性はあるので健康面には気を遣いましょう!
まとめ
本記事では、梅毒に感染した方が持つ悩みの1つである、『会社に報告する必要があるのか』に焦点を当てて解説しました。
梅毒に感染しても、会社を休んだり、報告する必要はありません。
また、2024年9月時点で1万人以上発症している流行の病気でもあるので、
梅毒の症状の可能性がある方は早期治療のために専門医に直ちに通院してください!