本記事では、大人気漫画『キングダム』第818話の内容を詳しくまとめています。
今回の見どころ
- 韓軍の反撃と新兵への攻撃
- 本陣を離脱した騰の行方
- 騰の前に現れた寧姫
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現状のおさらい
秦軍 vs 韓軍の戦力
- 秦軍16万人
騰軍・飛信隊合わせて16万人 - 韓軍19万人
韓王都圏連合軍(洛亜完・博王谷)16万人+援軍3万人
韓攻略戦の状況
開戦地は、英呈平原
- 洛亜完軍12万 VS 騰軍10万
騰は本陣をしばらく空け、護衛十騎をつれてどこかへ - 博王谷軍7万 VS 飛信隊6万
早期決着のために早くも動き出す李信だが、新兵を狙われ中々勢いをつけられない
各国の動き
魏
騰軍が英呈で勝利し、新鄭攻めに移った際に進軍を開始する。
洛紫の玉鳳を突破し、騰軍を討つ戦略を立てており、蒙高城にいる凱孟も出陣できるよう準備を整えている。
趙
英呈平原で秦軍が勝利した場合、即座に武安から出陣する計画を立てている。
その際、新鄭に鳥を飛ばし、黄河渡河のための船を要請する手筈も整えており、この件についてはすでに韓の張宰相と合意済みです。
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「キングダム」818話の内容
李信の突撃と飛信隊の苦戦
将軍・李信は先陣を切って韓の兵士たちを圧倒し、勢いよく進んでいく。
その姿に、飛信隊のメンバーたちは士気が高まり、「すげェ」「あれが俺たちの隊長だ!」と感嘆する。
李信に続くように、歩兵たちも突撃を開始するが、韓軍は飛信隊の後ろにいる新兵たちを狙い撃ちする。
新兵たちは次々と倒されていき、副歩兵長の沛浪は悔しさをにじませる。
- 李信や熟練した兵士たちは相手にしない
- まずは、新兵を狙って戦力を削る
新兵たちが倒れるのを目の当たりにして焦る河了貂は、「李信は押し込んでいるが、歩兵が前進できていないのは新兵たちが狙われているからだ」と分析する。
博王谷の策略
河了貂は、これが南陽守備を任されている第二将・博王谷の狙いであることに気づく。
南陽の民から「剛」の武将と評されている博王谷だが、戦略の腕前も想像以上に優れているのかもしれないと考える。
歩兵団が押し上げられれば騎馬隊の勢いも増すが、韓軍が新兵を狙っているため、前進できないままでいる。
この状況に危機感を抱いた河了貂は、田永騎馬隊に李信を追わせるよう指示する。
一方、戦場を見つめる博王谷は、「洛亜完へ合図を送れ。李信を狩るぞ」と指示を下す。
韓軍の動き
韓軍の空気が変わったことに気づく羌礼、河了貂、李信、そして沛浪。
羌瘣は冷静に状況を見極め、「博王谷本軍が動いたのだ。主導権を握って戦局を動かそうとしている」と指摘し、敵の手強さに警戒を示す。
一方、李信は「おもしれぇ!向こうから出てくるなら手間が省ける」と気合を入れる。
- 第一・第二騎馬隊が韓軍を大きく押し込んでいる
- 歩兵各隊は苦戦している
- 新兵が狙われていることで歩兵が前進できず、騎馬隊との間隔が開いてしまっている
韓軍の新兵狙いの戦術は隆国にも「同じ状況なら上策だ」と認めさせ、録嗚未や干央もこの手法に苦しめられている。
騰本軍の動向
その中で、最後尾に控える騰本軍はまだ動き出す気配を見せない。
新兵が狙われているため歩兵が前進できず、その結果、騎馬隊との間隔が広がり、騎馬隊の勢いも鈍ってしまう。
騰本陣は最後尾で待機していた。
この事態を予想して、軍の配置は決められていたものの、騰本軍がどのように行動するかは誰にも知らされていなかった。
戦況の行方を見守る隆国。
その一方で、騰本軍では「本陣から騰将軍が姿を消した」という報せが広まり、部下たちは驚きを隠せない。
森の中を進む騰
わずか二十騎にも満たない部下を引き連れて森の中を進む騰。
その先導役が誰なのか、部下たちは不信感を抱く。
森の奥で喚声が聞こえ、干央の戦場が近いことに気づいた部下たちは焦る。
さらに、これ以上進めば韓軍の領域に入ってしまうと警告し、「本陣に戻って戦の指揮を」と訴えるが、騰は無言のまま進む。
部下たちは、「これほど少人数で敵本陣を奇襲するつもりなのか?」と疑う。
寧姫の登場
突如、騰たちの前に韓軍が現れる。
「騰様を守れ!」と叫ぶ騰の部下たちと、「御車を守れ!」と叫ぶ韓軍が激突しそうになるが、騰が「止めろ!」と命じ、両軍はその声に従い動きを止める。
すると、韓軍の御車から寧姫が現れ、「お久しぶりです、騰将軍」と言葉をかける。
騰も「寧姫」と呼びかけ、物語は終わる。
寧姫はなぜ英呈平原に現れた?
騰からの伝言が寧に届いたことで、寧姫が英呈平原に現れた可能性が高いです。
814話にて、捕らえられた条世のもとを訪れた寧。
状況がわからず慌てる寧に対し、条世は「それよりも大事な話がある」と言う。
条世は、新鄭に来た本当の理由は「寧に会うため」だと告げ、その言葉に寧は驚きを隠せない。
そして、条世は続けた。「秦六将・騰から寧への伝言を伝えるために、新鄭へ来たのです」。
寧姫の登場によって、英呈平原での戦いの戦局が大きく変わる可能性があります。
伝言の内容は、以下のようなものが予想されます。
1. 戦略に関する内容
例えば、寧姫の知識を生かして韓軍の弱点を突く作戦、あるいは戦場の流れを一気にひっくり返す策を寧姫に託しているかもしれません。
2. 秘密の指示
「英呈平原に来るよう指示した」という内容なら、寧姫が何か特別な役割を担っていることが考えられます。
たとえば、敵陣の混乱を引き起こすような作戦、もしくは敵に気付かれずに動く隠密行動など、寧姫だけが果たせる使命があるのかもしれません。
3. 寧姫の過去に関わる情報
伝言が寧姫の過去や運命に関するものであれば、彼女の背景が戦いに大きく影響を与える展開が予想されます。
寧姫の決断がどのように活かされるかは、物語の展開に大きな影響を与えるでしょう。
また、騰がなぜ寧に特別な伝言を託したのか、その理由が明かされることで、寧と騰の関係性や寧の過去がさらに掘り下げられることが期待されます。
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残された伏線 4選
羌瘣(きょうかい)の新しい甲冑
812話で羌瘣が将軍に昇進した際、メンバーから「甲冑」を身につけて欲しいと懇願されました。
- 羌瘣にふさわしい美しい甲冑
- 羌瘣の戦闘スタイルに合わせた軽装のデザイン
しかし、羌瘣は「動きにくいし、面倒だから」という理由で甲冑の着用を断ろうとします。
そこでメンバーたちは、戦闘時にはすぐに脱げるよう工夫を凝らし、「秒で脱げる」仕様にすることを条件に提案しました。
これによって、羌瘣は試作品を作ることを承諾します。
この出来事を踏まえると、秦と韓の対戦中に羌瘣が新しい甲冑を身につける可能性が浮上してきます。
- 羌瘣ならではの特殊な能力や仕掛けが施されている
- 「秒で脱げる」仕様
また、新しい甲冑を身につけた羌瘣の登場により、飛信隊の士気が一気に高まり、戦況が好転する可能性があります。
3本目の柱を達成できるのか
800話にて、昌平君が考えた「国をあげて行う”3つの戦争改革”」があります。
- 1本目:戸籍を作る 達成
- 2本目:軍の編成改革 達成
- 3本目:最小限の犠牲で、韓を滅ぼす
昌平君が示した3本目の柱の真の姿は、2年以内に兵力の犠牲を極力抑えながら韓王都・新鄭を落とし、韓を滅ぼすことでした。
それが叶わなければ、秦の中華統一の道は失われます。
韓の持つ領土・人・金を奪い、そこで得た力を持って、再び「李牧」へ挑み倒し、続けて趙を滅ぼす。
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列国の注目と中華全土に与える影響
秦と韓の戦いは、魏や趙などの列国からも注目されており、その戦局の行方が中華全土に影響を与えるとされています。
他国が秦や韓の動向にどのように対応するか、場合によっては第三勢力が介入する可能性も考えられます。
現状、魏と趙は英呈平原において、もし騰軍が勝利した場合、韓に向けて進軍することが確定しています。
騰軍が英呈で勝利し、新鄭攻めに移った際に進軍を開始する。
洛紫の玉鳳を突破し、騰軍を討つ戦略を立てており、蒙高城にいる凱孟も出陣できるよう準備を整えている。
英呈平原で秦軍が勝利した場合、即座に武安から出陣する計画を立てている。
その際、新鄭に鳥を飛ばし、黄河渡河のための船を要請する手筈も整えており、この件についてはすでに韓の張宰相と合意済みです。
秦に来朝していた燕の大使
802話では、秦に対して燕からの同盟に向けた話があり、その人質として燕の太子が来朝していました。
しかし、この燕太子は勝手に帰国してしまいます。
王宮を含めた咸陽が騒がしい状況だったため、その脱走は当時さほど大きな問題とはされませんでした。
しかし作中では、この出来事が数年後に両国の間で大きな影響を及ぼすと予告されています。
秦と韓の戦いに、魏や趙だけでなく「燕」も関わってくる可能性があります。
もし燕が軍事的、あるいは外交的に何らかの動きを見せるとすれば、これが戦局の複雑さをさらに増す要因となるでしょう。
また、燕の太子の帰国は、燕国内での権力構造や外交方針に影響を与え、秦への態度が変化する契機となるかもしれません。
まとめ
本記事では、大人気漫画『キングダム』第818話の内容を詳しくまとめました。
今回の見どころ
- 韓軍の反撃と新兵への攻撃
- 本陣を離脱した騰の行方
- 騰の前に現れた寧姫
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