2024年8月5日発売の『週刊少年ジャンプ』36・37合併特大号で、大人気漫画『僕のヒーローアカデミア』がついに完結しました。
そして、シリーズの締めくくりとなる単行本最終巻、第42巻が2024年12月4日(水)に発売されます。
最終巻には、なんと最終話のその先を描いた描き下ろし漫画38ページが収録されています!
本記事では、『僕のヒーローアカデミア』の最終話である第430話の内容や、衝撃的なラストについて詳しくまとめています。
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最終話 No.430 僕のヒーロー
8年後の世界
時は流れ、8年後――。
OFAの残り火が消え、雄英高校の教師となったデクは、生徒たちに慕われながら新たなヒーローを育てています。
雄英生となった出水洸汰は、デクに「緑谷兄ちゃ…デク先生!午後の実技はどこに集まればいい?」と尋ねます。
洸汰くんの背後を、口元に縫い目のある少年が通り過ぎます。
この少年は429話で、おばあさんに手を差し伸べられて救われた、個性の突然変異によって家族に閉じ込められていた少年です。
一時は第二の死柄木弔になる可能性もありましたが、おばあさんの優しさに触れたことで救われ、今では雄英高校でヒーローを目指しています。
デクは、「バス停前。USJの行き方も兼ねているから」と答えます。
8年前を思い出すデク
デクはふと、8年前のことを思い返します。
デクの胸中で静かにプロローグが始まります。
あの日確かに聞こえた励ましと祈りの声は、今も僕を奮い立たせてくれる。
誰かに思いを馳せることがヒーローへの一歩だとしたら、あの日誰もが最高のヒーローだった。
不相応な夢を叶えてもらった。
考える前に動いてしまったことで始まった僕の物語は、OFAの残り火とともに幕を閉じていく。
デクたちの卒業式を終えた後、OFA(ワンフォーオール)の残り火が、完全に消えたことを示すような描写がありました。
じゃあなんでまだこれを書いてるかって?
だってまだページは続いているからね。
8年前の各キャラの様子
- エリちゃんが出水洸汰に手を引かれ、マンダレイに引き取られる
- 爆豪勝己が、デクたちに見守られながら右手のリハビリに励む
- スピナーは宣言通り、『敵連合』という本を出版
- Mr.コンプレスが、『敵連合』という本を読んでいる
- 卒業式で答辞を務める飯田天哉
- 卒業式で爆破とともに飛び出す爆豪勝己・物間寧人 など…
最終決戦のその後(8年前)の各キャラの様子についてもまとめています◎
ある中学校の受験生たち
そんな中、ある中学校では進路希望を提出する受験生たちが、各々の夢を語り合っていました。
受験生たちの夢
- 雄英高校のヒーロー科を目指す少年
- 発目明が所属するサポートアイテムデザイン事務所『ライトリーラボ』を目指す少年
- 吉田竜ドクターのような回復不可能な人をも治せる医師を目指す少年
- 5年前にサイバ・ウォーで伝説を作ったジェントル・ラブラバの所属するIT系の会社『Gel Inc』を目指す少女
大体の生徒がヒーロー科志望だったデクの時代とは真逆ですね!
そんな中、ヒーロー科志望の少年が隣の席の男の子の進路希望を覗き見て、「お前もヒーロー志望なのかよ!お前の個性じゃ、さすがにキツくね?ダイ!」と茶化します。
ダイの夢を否定したヒーロー科志望の男の子は、爆豪勝己。
一方で、ダイには緑谷出久の面影を感じさせます。
ダイは慌てて「見るなよ!そんなのやってみないと分からないだろ!」と反論。
すると隣の男の子は「ヴィランの発生率も減少してるし、ヒーローの数も絞られる時代なんだ。
ここからは真に強いやつだけがヒーローになれるんだぜ」と返しました。
ダイとオールマイト像
ダイは帰宅途中、同級生たちが変わってしまったことに悩んでいました。
小さい頃は誰もが口を揃えて、「オールマイトやエンデヴァー、ベストジーニスト、デク、大爆殺神ダイナマイト、ショートみたいになりたい」と語り合っていました。
けれど今では、ヒーローを夢見るのはダイだけ。
自分だけが子どものまま取り残されているように感じてしまいます。
そんな不安を抱えるとき、ダイはいつもオールマイト像がある広場を訪れていました。
旧A組メンバーの活躍
- 障子 目蔵(テンタコル)
デビュー後目覚ましい活躍を見せるテンタコルは、僻地などで未だに見られる形質差別による事件の解決に尽力してきました。
その平和的な活動が高く評価され、テンタコルにはイマムラ平和賞が授与されました。
テンタコルは授賞式で、「この賞は8年前に蜂起した彼らに捧げたい。俺は彼らの決意の上に立っているに過ぎない」と語りました。
- 麗日 お茶子(ウラビティ)達
インゲニウム、フロッピー、クリエティ、そしてウラビティは、全国の小学校を巡る活動を展開しています。
ヴィラン発生率の減少に伴い、ヒーローたちの活動範囲が広がる中、ウラビティが打ち出した「個性カウンセリング拡張計画」は、今や最も必要不可欠な取り組みとして注目を集めています。
429話では、トガヒミコの「個性」が人に血を分けることができるという、人を助ける可能性を秘めた素晴らしい個性であったことにもっと早く気づけていればと後悔する描写がありました。
この経験が、お茶子の「個性カウンセリング」計画に大きな影響を与えたのは間違いないでしょう。
8年後の詳細はこちら!
雄英高校の職員室にて
職員室で相澤先生が緑谷に「これ、見たか?」と尋ねます。
そこに映っていたのは緑谷の幼なじみ、爆豪勝己の映像でした。
映像の中で、爆豪はカメラに向かって「なんでこんな近くにいんだてめぇ!見世物じゃねーんだ、死にてーのか!」と怒鳴りつけていました。
その様子を見ながら相澤先生は、「またチャートを落とすぞ、これは」と呆れた様子。
「これで轟とはだいぶ差をつけられそうだな」と相澤先生が言うように、轟焦凍は連日事件現場に駆けつけ、ぎこちないながらも分け隔てないファンサービスを続けています。
最近では「エンデヴァーの息子」と呼ばれることも少なくなり、シンリンカムイやMt.レディを抜き、トップヒーローの通形ミリオに並ぶ勢いを見せています。
さらに、物間寧人や骨抜柔造もプロヒーローとして注目を集めており、ミリオが「怖えーな」と笑いながら語ったほどです。
- 通形ミリオ:No.1ヒーロー
- 轟焦凍:No.1に並ぶ勢いで順位を上げている
- シンリンカムイ・Mt.レディ:轟焦凍に順位を抜かれた
- 物間寧人・骨抜柔造:人気を集めている
- 爆豪勝己:言動のせいで順位を落としている
緑谷の思い
そんな仲間たちの活躍を次々に話す緑谷に、相澤先生がふと「寂しいか?」と問いかけます。
その質問に緑谷は一瞬言葉を失いますが、少し考えて答えました。
「昔、不破真綿先輩が先生と話しているのを見て思ったんです。
無個性に戻るけど、経験を活かして誰かを励ませるなら、それもすごくかっこいいなって。
今の僕って、かっこいいですかね?」
その問いに、相澤先生は「もう少し生徒に厳しくしたほうがいいな」とだけ答えます。
ヒーローの数が絞られる時代に雄英高校に入れるような生徒たちは、将来ヒーローとしての道が約束されているような存在です。
だからこそ、増長しないように教師たちが厳しく接する必要があるのです。
緑谷とダイの出会い
緑谷は帰宅途中、ふと考えに耽ります。
社会に出てからは、休みも合わず仲間たちと集まる機会が減った。
皆がそれぞれの場所で活躍しているのを見るのは嬉しいけれど、少し寂しさも感じている。
そんな思いを胸に歩いていると、学生時代によく訪れたオールマイト像がある広場に足を運びました。
デクとダイには、オールマイト像がある広場という共通の「心の拠り所」がありました。
- デク:学生の頃を思い出すとオールマイト像がある広場に行く
- ダイ:不安になった時はオールマイト像がある広場に行く
その広場では幼い男の子が楽しそうに駆け回っています。
しかし、その子が転びそうになった瞬間、緑谷の身体が反射的に動きます。
ところが、勢い余って緑谷も転んでしまいました。
すると、近くにいた少年ダイが素早く動き、見事その子をキャッチ。
男の子は怪我をせずに済みました。
デクとダイの会話
ダイは緑谷の顔を見て驚きます。
「デク!?緑谷出久!?本当に実在しているんだ!」
ダイは受験生で、時代が急速に変わる中で、同級生に比べて弱い自分の個性ではヒーローになれないのではと悩んでいることをデクに打ち明けます。
「だから不安になると、この広場に来てオールマイト像に聞くんです。『僕もあなたのようなヒーローになれますか』って。」
ダイの言葉に、緑谷はかつての自分を重ねます。
オールマイトに「僕もオールマイトのようになれますか」と問うた、あの日の自分を。
デクから送るダイへの言葉
緑谷はダイの個性を聞くと、いつもの癖で考え始めます。
「髪の皿みたいなモノを投擲する個性か。
髪由来なら峰田くんの応用で全然いけると思う。
重ねることで強度も上がるし大きさも変わったよね?汎用性あるよ」
突如ブツブツと分析を始める緑谷に、驚くダイ。
緑谷は自分の心に決意を固めます。
「夢を叶えた後は、今度は夢を与えていく番だ。」
そして、ダイの肩に手を置き、優しく言います。
「大丈夫。だって君はさっき手を差し伸べようとしたじゃないか。君はヒーローになれるよ。」
「頑張れ、少年!」と笑顔を向ける緑谷。
デクは、かつてオールマイトから掛けられて嬉しかった言葉を、そのままダイに伝えました。
- 君はヒーローになれる
- 頑張れ少年
その言葉にダイもまた、嬉しそうに笑顔を見せました。
僕たちが最高のヒーローになった物語
「皆が活躍しているのが寂しくないと言ったら嘘になる。
でも、こんな風に誰かを励ませるのなら、それでいい。」
そう思いながら、緑谷は歩き出します。
「これは僕たちが最高のヒーローになった物語」
1話の最後で緑谷が語った「これは僕が最高のヒーローになるまでの物語だ」という言葉。
その伏線がここで見事に回収されました。
物語を終わらせないオールマイト
物語はこれで完結するかと思われた瞬間、オールマイトが「完」と書かれた文字を握りつぶしながら現れます。
「遅かったじゃないか、少年」と言うオールマイトに、デクは驚きながら答えます。
「仰ってくれたら空港まで迎えに行ったのに!」
オールマイトは笑いながら、デクにサプライズプレゼントがあることを告げます。
デクへのサプライズプレゼント
オールマイトは話し始めます。
「8年前、AFOとの戦いで得られたデータは驚くべき可能性を秘めていた。
個性の深化と共に技術も進化し続けている。
マルチに個性を使いこなした君で更なるデータを取りたい。」
そう言って、サポートアイテムが入ったアタッシュケースを手渡します。
驚いたデクが「こんな高価なもの、一体どうやって……」と尋ねると、オールマイトは微笑みながら説明します。
「このサポートアイテムは、私の海外の友人、発目明の協力、そして爆豪勝己を中心としたA組のみんなが共同出資して完成したものだ。」
デクが感動で言葉を失う中、オールマイトはさらに続けます。
「君の身体が今も咄嗟に動いてしまうのは知っている。
それは君自身が勝ち取った力なんだ。肝に銘じておきなさい。」
その言葉に、デクの目には涙が浮かびます。
ヒーローとして再出発
その頃、ホークスは言います。
「今の社会は以前より少し“暇”な感じかな。
ただ、星戦道路で崖崩れが起きて交通がマヒしている。ヒーロー出動、お願いします!」
その言葉を聞き、デクのもとに爆豪勝己が手を差し伸べます。
「行くぞ、デク。」
幽霊のように透けた姿の死柄木弔が、静かにデクを見守る中、デクは手を取ります。
A組のメンバー全員と共に、ヒーローとして再び駆け出していくデク。
「みんなといつまでも いつまでも 手を差し伸べ続ける物語」
- 1話:これは僕が最高のヒーローになるまでの物語だ
- 430話の中盤:これは僕たちが最高のヒーローになった物語
- 430話の最後:みんなといつまでも いつまでも 手を差し伸べ続ける物語
物語は、新たなページを刻むように再び動き始めました。
431話はこちら!
まとめ
2024年8月5日発売の『週刊少年ジャンプ』36・37合併特大号で、大人気漫画『僕のヒーローアカデミア』がついに完結しました。
そして、シリーズの締めくくりとなる単行本最終巻、第42巻が2024年12月4日(水)に発売されます。
最終巻には、なんと最終話のその先を描いた描き下ろし漫画38ページが収録されています!
本記事では、『僕のヒーローアカデミア』の最終話である第430話の内容や、衝撃的なラストについて詳しくまとめました。