本記事では、大人気漫画『キングダム』第820話の内容を詳しくまとめています。
今回の見どころ
- 寧姫の葛藤と決断
- 寧姫の行動に反発する勢力
- 騰の行動に疑念を抱く兵士
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現状のおさらい
秦軍 vs 韓軍の戦力
- 秦軍16万人
騰軍・飛信隊合わせて16万人 - 韓軍19万人
韓王都圏連合軍（洛亜完・博王谷）16万人＋援軍3万人
韓攻略戦の状況
開戦地は、英呈平原
- 洛亜完軍12万 VS 騰軍10万
二十騎にも満たない護衛を連れて本陣を離れた騰は、韓の寧姫と落ち合う。 - 博王谷軍7万 VS 飛信隊6万
早期決着を狙って動き出した李信だが、新兵が狙われているため、なかなか勢いをつけられない。
各国の動き
魏
騰軍が英呈で勝利し、新鄭攻めに移った際に進軍を開始する。
洛紫の玉鳳を突破し、騰軍を討つ戦略を立てており、蒙高城にいる凱孟も出陣できるよう準備を整えている。
趙
英呈平原で秦軍が勝利した場合、即座に武安から出陣する計画を立てている。
その際、新鄭に鳥を飛ばし、黄河渡河のための船を要請する手筈も整えており、この件についてはすでに韓の張宰相と合意済みです。
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「キングダム」820話の展開予想
韓の民の命を守るための選択
819話にて、騰は寧姫に無血開城の話を持ち掛けました。
「南陽の成功の要因は、軍の衝突がなかったこと。それに尽きるのです。
どうか、寧姫様――新鄭を無血開城していただきたい。
それが、とてつもなく多くの韓の民を救う唯一の道なのです。」
騰が提示したのは、韓の民や兵たちを守るための解決策です。
寧姫もまた、多くの犠牲を出さずに韓を救いたいと考えています。
その思いは騰と一致しており、彼女はそのためならば 戦場となる英呈平原にまで自ら足を運ぶ覚悟 を示しています。
一方で、寧姫の心には以下の葛藤が生じています。
新鄭の無血開城＝韓の終焉を意味する。
しかし、それが韓の民の命を守るための唯一の道でもあります。
この状況で寧姫は、 「民を守ること」と「韓の誇り」の狭間で決断を迫られている のです。
韓が恐れていることとは？
韓が最も恐れるのは以下の2点です。
- 韓の民が秦の奴隷になること
- 秦が韓から全てを奪い尽くすこと
しかし、秦が目指す「韓の滅亡」とは、韓の民を根絶やしにすることではなく、 韓の統治権を秦が引き継ぐこと にあります。
その目的は、韓の持つ領土・人・金を手に入れ、そこで得た力を持って、再び「李牧」へ挑み倒し、続けて趙を滅ぼすことです。
- 韓の南陽の民は、秦の奴隷になっていない
- 法の下、秦人と韓人の区別なく平等に生活している
- 南陽こそ寧姫が韓非子様の下で学ばれた『法による統治』を行っている
騰は、それゆえ、新鄭でも無血開城を選べば、南陽で実現された法治統治を新鄭にも適用でき、多くの韓の民を救う道が開かれると考えています。
この提案により、民の安全と平等を保証し、寧姫に無血開城を強く促しているのです。
上記を踏まえ、以下のような展開が予想されます。
寧姫は騰に「その決断によって、本当に韓の民が救われるという保証はあるのですか？」と聞きます。
騰は寧姫の目を真っ直ぐに見据え、はっきりと答えます。
「私の誇りと命にかけて、韓の民を守ることをお約束します。
ただし、これ以上韓軍と秦軍が戦えば、民を守るどころか、さらなる犠牲を生むだけです。」
新鄭を無血開城する条件
上記を踏まえ、以下のような展開が予想されます。
寧姫の家臣たちは反論します。
「姫様！この場で開城を決断するなど、王室への裏切りも同然です！」
寧姫は家臣たちを一瞥し、静かに語ります。
「私は王室のためではなく、民のためにここにいるのです。
民を守れない王室など存在する意味がありません。」
そして、寧姫は騰に向き直り、意を決して言います。
「騰将軍、私が新鄭を無血開城する条件として、民の安全と生活の保障、そして新鄭をこれまで通りの繁栄都市として扱うことを約束していただけますか？」
騰は力強く頷きます。
「寧姫様の条件、すべて承知しました。この命にかけて、必ず果たします。」
騰と寧姫、どちらも「犠牲を出したくない」という思いは一致しています。
- 寧姫：無血開城を決断すれば、多くの韓の民の命が守られるだけでなく、韓滅亡後の未来にも希望を残すことができる。
- 騰：騰の目的は韓の民を根絶やしにすることではなく、 韓の統治権を秦が引き継ぐこと にあります。
その狙いは、韓の領土・人材・資源を手に入れ、その力を用いて再び「李牧」へ挑み、さらに趙を滅ぼすことにあるのです。
しかし、家臣や周囲の反発を乗り越え、この決断を実行するには寧姫の強い覚悟が必要です。
果たして、寧姫は韓王都・新鄭を無血開城という道へ導けるのか？
寧姫の決断が、秦と韓、そしてその未来を大きく左右する瞬間が迫っています。
不穏な伏線予想
寧姫の決断に家臣たちは驚きつつも、「これで本当に民が守られるのか」と不安を抱えます。
寧姫の行動に反発する勢力（韓の残党や、宮廷内の強硬派）が現れる可能性がある
一方で、英呈平原での戦闘がさらに激化する中、寧姫の決断が秦軍内でも波紋を呼ぶことも考えられます。
騰の行動に疑念を抱く兵士たちが現れる可能性がある
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残された伏線 5選
『韓の王都 新鄭』は無血開城するのか
819話にて、騰は寧姫に無血開城の話を持ち掛けました。
「南陽の成功の要因は、軍の衝突がなかったこと。それに尽きるのです。
どうか、寧姫様――新鄭を無血開城していただきたい。
それが、とてつもなく多くの韓の民を救う唯一の道なのです。」
騰が提示したのは、韓の民や兵たちを守るための解決策です。
韓が恐れていること
韓が最も恐れるのは以下の2点です。
- 韓の民が秦の奴隷になること
- 秦が韓から全てを奪い尽くすこと
しかし、秦が目指す「韓の滅亡」とは、韓の民を根絶やしにすることではなく、 韓の統治権を秦が引き継ぐこと にあります。
その目的は、韓の持つ領土・人・金を手に入れ、そこで得た力を持って、再び「李牧」へ挑み倒し、続けて趙を滅ぼすことです。
- 韓の南陽の民は、秦の奴隷になっていない
- 法の下、秦人と韓人の区別なく平等に生活している
- 南陽こそ寧姫が韓非子様の下で学ばれた『法による統治』を行っている
騰は、南陽で実現された法治統治を新鄭でも可能だと訴えます。
これにより、民の安全と平等を約束し、無血開城を促しているのです。
騰と寧姫、どちらも「犠牲を出したくない」という思いは一致しています。
- 寧姫：無血開城を決断すれば、多くの韓の民の命が守られるだけでなく、韓滅亡後の未来にも希望を残すことができる。
- 騰：騰の目的は韓の民を根絶やしにすることではなく、 韓の統治権を秦が引き継ぐこと にあります。
その狙いは、韓の領土・人材・資源を手に入れ、その力を用いて再び「李牧」へ挑み、さらに趙を滅ぼすことにあるのです。
しかし、家臣や周囲の反発を乗り越え、この決断を実行するには寧姫の強い覚悟が必要です。
果たして、寧姫は韓王都・新鄭を無血開城という道へ導けるのか？
寧姫の決断が、秦と韓、そしてその未来を大きく左右するでしょう。
羌瘣（きょうかい）の新しい甲冑
812話で羌瘣が将軍に昇進した際、メンバーから「甲冑」を身につけて欲しいと懇願されました。
- 羌瘣にふさわしい美しい甲冑
- 羌瘣の戦闘スタイルに合わせた軽装のデザイン
しかし、羌瘣は「動きにくいし、面倒だから」という理由で甲冑の着用を断ろうとします。
そこでメンバーたちは、戦闘時にはすぐに脱げるよう工夫を凝らし、「秒で脱げる」仕様にすることを条件に提案しました。
これによって、羌瘣は試作品を作ることを承諾します。
この出来事を踏まえると、秦と韓の対戦中に羌瘣が新しい甲冑を身につける可能性が浮上してきます。
- 羌瘣ならではの特殊な能力や仕掛けが施されている
- 「秒で脱げる」仕様
また、新しい甲冑を身につけた羌瘣の登場により、飛信隊の士気が一気に高まり、戦況が好転する可能性があります。
3本目の柱を達成できるのか
800話にて、昌平君が考えた「国をあげて行う”3つの戦争改革”」があります。
- 1本目：戸籍を作る 達成
- 2本目：軍の編成改革 達成
- 3本目：最小限の犠牲で、韓を滅ぼす
昌平君が示した3本目の柱の真の姿は、2年以内に兵力の犠牲を極力抑えながら韓王都・新鄭を落とし、韓を滅ぼすことでした。
それが叶わなければ、秦の中華統一の道は失われます。
韓の持つ領土・人・金を奪い、そこで得た力を持って、再び「李牧」へ挑み倒し、続けて趙を滅ぼす。
こちらの記事で詳しく考察
列国の注目と中華全土に与える影響
秦と韓の戦いは、魏や趙などの列国からも注目されており、その戦局の行方が中華全土に影響を与えるとされています。
他国が秦や韓の動向にどのように対応するか、場合によっては第三勢力が介入する可能性も考えられます。
現状、魏と趙は英呈平原において、もし騰軍が勝利した場合、韓に向けて進軍することが確定しています。
騰軍が英呈で勝利し、新鄭攻めに移った際に進軍を開始する。
洛紫の玉鳳を突破し、騰軍を討つ戦略を立てており、蒙高城にいる凱孟も出陣できるよう準備を整えている。
英呈平原で秦軍が勝利した場合、即座に武安から出陣する計画を立てている。
その際、新鄭に鳥を飛ばし、黄河渡河のための船を要請する手筈も整えており、この件についてはすでに韓の張宰相と合意済みです。
秦に来朝していた燕の大使
802話では、秦に対して燕からの同盟に向けた話があり、その人質として燕の太子が来朝していました。
しかし、この燕太子は勝手に帰国してしまいます。
王宮を含めた咸陽が騒がしい状況だったため、その脱走は当時さほど大きな問題とはされませんでした。
しかし作中では、この出来事が数年後に両国の間で大きな影響を及ぼすと予告されています。
秦と韓の戦いに、魏や趙だけでなく「燕」も関わってくる可能性があります。
もし燕が軍事的、あるいは外交的に何らかの動きを見せるとすれば、これが戦局の複雑さをさらに増す要因となるでしょう。
また、燕の太子の帰国は、燕国内での権力構造や外交方針に影響を与え、秦への態度が変化する契機となるかもしれません。
まとめ
本記事では、大人気漫画『キングダム』第820話の内容を詳しくまとめました。
今回の見どころ
- 新鄭を無血開城するか否か
- 寧姫の行動に反発する勢力
- 騰の行動に疑念を抱く兵士
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