2022年から感染者数が増加しているウイルス”エムポックス”(旧サル痘)。
致死率は10%と決して高くはないのですが、感染力が強いウイルスです。
本記事は、エムポックス(旧サル痘)の詳細と、会社を休まなければならない期間等まとめました!
エムポックス(旧サル痘)会社を休む期間は?
隔離期間は最低21日(約3週間)です。
※上記は目安です。隔離期間は診断した病院の先生の指示に従ってください。
症状自体は2週間で完治する人もいますが、ウイルスが潜伏している恐れがあるため、約3週間は休む必要があります。
会社を休みづらい方へ
熱があったり、体調不良だけど会社を休めない人が増加している事が問題になっているのをご存知ですか?
実はそれ『休暇恐怖症』という病気の可能性があります。
主な症状
- 休暇を取る前に、仕事の進行状況や職場の状況が気になり、不安を感じる。
- 休暇中も仕事が気になり、リラックスできず罪悪感を感じる。
- 休暇後の仕事復帰に対する恐怖感やプレッシャーを感じる。
- 体調が悪くても、休むことに罪悪感を感じたり、仕事が気になって休めない。
- 不安やストレスから、睡眠不足や体調不良が現れる。
- 休暇前に仕事の引き継ぎや準備に過度な時間をかけてしまう。
複数当てはまる方はセルフ診断テストをしてみてください!
会社報告の例文
メールの場合
件名:エムポックス感染に関するご報告
○○部 ○○様
お世話になっております。○○(あなたの名前)です。
このたび、エムポックスに感染していることが医師により診断されました。現在、自宅にて療養中です。医師からは、感染拡大防止のため、○月○日まで(医師から指定された日付)自宅での隔離が必要であると指示を受けております。
そのため、○月○日まで仕事をお休みさせていただきます。今後の業務につきましては、リモート対応や他の担当者に引き継ぎなど、できる限りの対応を検討したいと考えております。
ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
また、体調が回復し次第、改めてご連絡いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
○○部 ○○(あなたの名前)
電話の場合
お疲れさまです、○○部 ○○(あなたの名前)です。
お時間よろしいでしょうか?実は、本日医師の診断により、エムポックスに感染していることが分かりました。現在、医師からの指示で○月○日まで自宅での隔離が必要とのことです。
そのため、○月○日までお休みをいただくことになります。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、今後の業務に関してはリモートで対応可能な部分や、必要であれば他の方に引き継ぎするなど、調整させていただければと思っています。
復帰の見込みについては、体調の回復次第、再度ご連絡いたします。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
感染経路
エムポックスは基本的に野生動物との接触で感染するウイルスです。
感染動物に咬まれたり、感染動物の血液・体液・皮膚病変(発疹部位)との接触による感染が確認されています。
また、人から人への感染については以下の経路が考えられます。
- 感染した人の病変した部位に接触
- 体液・血液接触
- 飛沫感染
- 患者が使用した寝具等との接触
このようにさまざまな経路で感染してしまうのが、エムポックス(旧サル痘)です。
エムポックス(旧サル痘)の症状と発生期限
確認された感染者数:1人
累計感染者数:5,000~10,000人と推定
例:イギリスやスペイン、ポルトガル、カナダ、アメリカで感染者が急増。
世界全体での感染者数:約80カ国で70,000人以上(WHO発表)
感染者数:1人
国内感染者数:累計10人
例:中国で報告された感染者数は1,000人を超える。
東アジア、東南アジアでの累計感染者数:1,500人以上
国内累計感染者数:30人以上
月に10名〜15名ほどではありますが、年々増加傾向にあります。
症状
エムポックス(旧サル痘)の症状をまとめました。
潜伏期間は5〜21日で、平均的には6〜13日となっています。この間、症状は現れません。
- 発熱(38.5℃以上)
- 頭痛筋肉痛
- 関節痛リンパ節の腫れ(特に首や脇、鼠径部)
- 全身の倦怠感
発熱から1〜3日後に、発疹が現れます。
発疹は主に顔や四肢に始まり次第に全身に広がります。その後水疱や膿疱へと変化します。
発疹が膿疱化し、その後乾燥して痂皮(かさぶた)になります。
かさぶたが形成されるまで、感染力が高い状態です。
痂皮が剥がれ落ち、皮膚が回復します。この段階で感染力はほとんどなくなります。
治療方法と感染対策
エムポックスに感染した可能性がありましたらすぐ医療機関を利用してください。
治療方法
対症療法
エムポックスには、特定の治療法は存在しないため、症状に応じた対症療法が中心となります。
発熱や痛みを和らげるための解熱剤や鎮痛剤が使用されることがあります。
また、皮膚の発疹やかゆみに対して、適切なスキンケアや軟膏が処方されることもあります。
抗ウイルス薬
一部の抗ウイルス薬(シドフォビルやテコビリマットなど)が、動物実験でエムポックスに有効であることが確認されています。
特に、テコビリマットは天然痘の治療薬として承認されており、エムポックスに対しても使用が認められる場合があります。
重症化予防
患者が重症化するリスクがある場合や、免疫力が低下している場合、早期に適切な治療を行うことが推奨されます。特に、小児や免疫抑制状態の患者は、重症化リスクが高いとされています。
感染対策
個人防護策
発疹や発熱がある場合は、速やかにマスクを着用し医療機関を受診してください。
皮膚の病変や体液に接触しないように注意し、手洗いや消毒を徹底するようにしましょう。
隔離と接触制限
患者は、発疹がかさぶたになり完全に治癒するまで隔離が必要です。
感染のリスクが高いため、他者との接触を避けることが重要です。
患者の使用した寝具や衣類は、ウイルスを含む可能性があるため、消毒をしっかり行いましょう。
予防ワクチン
天然痘ワクチンは、エムポックスにも一定の予防効果があるとされています。
まとめ
本記事では最近流行し始めているウイルス”エムポックス”(旧サル痘)についてまとめました。
隔離期間は最低21日(約3週間)です。
※上記は目安です。隔離期間は診断した病院の先生の指示に従ってください。
またエムポックスにかかった人の中で、
- 仕事を休むことが不安に感じる
- 会社に報告しづらい
- 罪悪感を感じる
このような方は『休暇恐怖症』の可能性があります。
転職も視野に入れて、療養期間を過ごすことをおすすめします。